本はなるべく買わずに図書館で借りることにしています。ここしばらくは伊坂幸太郎の新刊だけは買ってしまいますが、この習慣もそろそろやめようかなと思っています。本棚がいっぱいになってきたのがちょっとストレス。断捨離実行中だからかな。
さて、1年くらい前、図書館がしばらく閉館になってしまっていたころ。
いよいよ読む本がなくなってしまい、図書館が利用可能になるまでの間を埋める、おもしろそうな小説ということで、恩田陸に絞って自分で買うことにしました。文章がとてもきれいな作家さんだなあと思います。
未読かつ日本推理作家協会賞受賞ということが決め手、ステイホーム時間を埋めるため購入したのは『ユージニア』です。
恩田陸の小説は、かなり昔、けっこう読んでいた時期があります。
『ライオンハート』『木曜組曲』『三月は深き紅の淵を』『ドミノ』『麦の海に沈む果実』あたりがおもしろかったように思います。
人それぞれ好みは分かれるようで『夜のピクニック』『ネバーランド』が好き、という人がいましたし、本屋大賞と直木賞を受賞した『蜜蜂と遠雷』が代表作なのかもしれません。
結果的に、どはまりしてしまい、読み終わるのがもったいないなあと思いながら一気に読みました。
「ねえ、あなたも最初に会った時に、犯人って分かるの?」こんな体験は初めてだが、俺は分かった。犯人はいま、俺の目の前にいる、この人物だ―。かつて街を悪夢で覆った、名家の大量毒殺事件。数十年を経て解き明かされてゆく、遺された者たちの思い。いったい誰がなぜ、無差別殺人を?見落とされた「真実」を証言する関係者たちは、果たして真実を語っているのか?日本推理作家協会賞受賞の傑作ミステリー。
(アマゾン商品紹介より)
図書館が開館になってから借りたのがこちら。
あと、こちらも。
どちらの本も、まあまあかな、という感想。
そういえば『光の帝国』もおもしろかったなあ。恩田陸、個人的には初期のころの作品がおすすめです。