かえでのまど

本の紹介、料理、ダイエットなど、日々のおすすめを書いてます。

『ユージニア』恩田 陸

本はなるべく買わずに図書館で借りることにしています。ここしばらくは伊坂幸太郎の新刊だけは買ってしまいますが、この習慣もそろそろやめようかなと思っています。本棚がいっぱいになってきたのがちょっとストレス。断捨離実行中だからかな。

 

さて、1年くらい前、図書館がしばらく閉館になってしまっていたころ。

いよいよ読む本がなくなってしまい、図書館が利用可能になるまでの間を埋める、おもしろそうな小説ということで、恩田陸に絞って自分で買うことにしました。文章がとてもきれいな作家さんだなあと思います。

未読かつ日本推理作家協会賞受賞ということが決め手、ステイホーム時間を埋めるため購入したのは『ユージニア』です。

 

恩田陸の小説は、かなり昔、けっこう読んでいた時期があります。

『ライオンハート』『木曜組曲』『三月は深き紅の淵を』『ドミノ』『麦の海に沈む果実』あたりがおもしろかったように思います。

人それぞれ好みは分かれるようで『夜のピクニック』『ネバーランド』が好き、という人がいましたし、本屋大賞と直木賞を受賞した『蜜蜂と遠雷』が代表作なのかもしれません。

ユージニア (角川文庫)

ユージニア (角川文庫)

  • 作者:恩田 陸
  • 発売日: 2008/08/25
  • メディア: 文庫
 

 

結果的に、どはまりしてしまい、読み終わるのがもったいないなあと思いながら一気に読みました。

 

「ねえ、あなたも最初に会った時に、犯人って分かるの?」こんな体験は初めてだが、俺は分かった。犯人はいま、俺の目の前にいる、この人物だ―。かつて街を悪夢で覆った、名家の大量毒殺事件。数十年を経て解き明かされてゆく、遺された者たちの思い。いったい誰がなぜ、無差別殺人を?見落とされた「真実」を証言する関係者たちは、果たして真実を語っているのか?日本推理作家協会賞受賞の傑作ミステリー。

 

(アマゾン商品紹介より)

 

 

 図書館が開館になってから借りたのがこちら。

消滅 - VANISHING POINT

消滅 - VANISHING POINT

  • 作者:恩田 陸
  • 発売日: 2015/09/24
  • メディア: 単行本
 

 あと、こちらも。

歩道橋シネマ

歩道橋シネマ

  • 作者:恩田陸
  • 発売日: 2019/11/20
  • メディア: 単行本
 

 

どちらの本も、まあまあかな、という感想。

そういえば『光の帝国』もおもしろかったなあ。恩田陸、個人的には初期のころの作品がおすすめです。