かえでのまど

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『ヤバいLINE 日本人が知らない不都合な真実』慎 武宏 河 鐘基

抵抗感がありつつも、友達、知人との連絡手段として、必要に迫られて始めたLINE。

いじめの原因としてかなりの影響があるなという思いや、「既読スルー」など自分の時間を縛られる感じがあり、ネガティブなイメージが強かったです。

家族との短い電話や親しい人とたまにメールするぐらいだったので、長いことガラケーで、ドコモの一番安いプランを使ってました。

しかしスマホに変えて以降、新たに知り合った人からは「連絡はLINEで」と言われたり、家族の者に関わる保護者の連絡網はLINEグループになったり。私は世の人がこんなにLINEを使っていることを知らず、すっかり出遅れていたわけです。

今や、LINEモバイルにLINE Payと、すっかりヘビーにLINEサービスを利用するようになりました。

このままLINEのサービスを使い続けていく前に知っておくべきことはないかなと思い、図書館で手に取ったのが本書。

ヤバいLINE 日本人が知らない不都合な真実 (光文社新書)

ヤバいLINE 日本人が知らない不都合な真実 (光文社新書)

 

 

無料で、使い勝手もよく、なによりポップでかわいい。LINEは、日本人の心を鷲掴みにして離さない。韓国で社内ベンチャーとして産声を上げた「NAVER」に端を発するビジネスモデルの詳細、突然の上場廃止の目論見、個人情報問題、そして、インフラとしての社会的責任とは―。ネットの寵児の現在を、韓国取材を元に解き明かすビジネス・ノンフィクション。

 

「BOOK」データベースより

 

 タイトルを読んで、「LINEは使わないほうがいいよ」という本なのかなと思ったのですが、若者風に言うヤバい(凄まじい)という意味も含めてのヤバいであり(ただ、いじめを扱った章の内容は陰湿で想像を超える実態がありました)、LINEのビジネスモデルやメッセンジャーアプリの競合状態等々が詳しく書かれていました。

私にとっては、LINE社と韓国企業との関連は全く未知な情報だったので興味深く読めました。 

 

思い返せば、ネットに書かれたひとつの書き込みが、本書を書く動機のひとつになった気がする。そこには、次のような書き込みがあった。

「グーグルやフェイスブックには創業ストーリーがある。もしLINEにもそれがあるなら読んでみたい」

本書が、その書き込みをした方をはじめ、LINEをより良く理解したいと考える読者の役に立てれば幸いである。

 

本書 はじめに より

 

フェイスブックのような映画になりそうなストーリーは私には感じられませんでしたが、これだけ普及したアプリについて知識が増えて読んでみてよかったなと思います。

 

通信費の節約にLINEモバイルとOffice 365はいかがでしょう。