また図書館から借りてきました。3回目くらいかな。(この本も「買えよ」と言われそうな部類、、、)2010年発行なのでスマホによるハックが出てきたりはしないのですが、大筋では変わらないので現在の状況なりに読みかえていけばいいのかも。
家計簿の話から企業会計のキャッシュフロー計算書まで網羅するのがすごいなと思いますし、損益計算書(P/L)貸借対照表(B/S)の考え方を家計に当てはめて解説しているところがおもしろいです。
「ローンの返済でお金が出て行った」という損益計算書的なとらえ方より、「負債が減って資産が増加した」という貸借対照表的なとらえ方のほうが気持ちいいですよね。
他の著書にはないアイデアが多くあります。私は収入だけは、本書で紹介されている「ハック家計簿」的なものをつけていて資産の把握と増減の原因を自分なりに考えるようにしています。
簡単、よく貯まる! 「ハック家計簿」
ライフハッカー式「超」会計術「HACKS!」シリーズの小山氏と「さおだけ屋」の山田氏による夢のコラボ企画。
家計から、投資、企業経営まで、お金絡みの自己啓発のノウハウをHACKS!形式で解説する。企業と個人の経済活動を会計的見地から考えるとどうなるのか? 個人が損しないで生きるためにはどうしたらいいのか?
「ハック家計簿」とライフハッカー式「超」会計術を学ぶことによって、楽しくかつ実践的に資産を築くノウハウを紹介します。(アマゾン商品紹介より)
本書で紹介されている「ラテマネー」(つい購入してしまうコーヒーや読むつもりで結局手をつけていない本など)も積み上げればかなりの金額になります。
大きな話では、持ち家と賃貸の比較が著者たちの視点で分析されており、私とは違うなあというところもありますが、会計のプロの考え、興味深いと思いました。
「投資ハック!」や「四季報ハック!」いう章もあり、私も四季報の表現は気にして読んでいましたが、決算短信もちゃんと読もうと思いました。